ドルフィンセンターにマンボウがやってきました。

6月17日に『マンボウ』がドルフィンセンターにやってきました!その搬入の模様を今日はレポートしちゃいます。

 

今回、マンボウを提供頂いたのが、和歌山県のすさみ町にある、『エビとカニの水族館』さんです。

 

写真のように、トラックで運ばれてきました。

ちなみに、『エビとカニの水族館』さんは、世界一小さな水族館と公言するくらい、ユニークな取組みをしている水族館です。その名の通り、主には『エビとカニ』に特化した展示をしています。

トラックも水族館のシンボル、カニマークがかわいいですね。

 

水族館を出前します!って書いてありますが、全国各地で移動水族館を手がけられています。

マンボウ水槽
マンボウ水槽

 

さて、

マンボウはフグの仲間で、右の写真のように水槽の中に入れて運ばれます。魚は急激な水温の変化に弱いため、なるべく一定の水温を保って、またエアレーションで空気を送って運ばれます。

 

また、和歌山県の水温と、ドルフィンセンターのある香川県の水温は、少し異なり香川県の海水温の方が若干低いため、輸送中にその水温に慣れさせるため、徐々に水温を下げて運ばれてきました。

 

 

そしていよいよ、マンボウプールへの搬入です。

マンボウ担架
マンボウ担架

マンボウの皮膚はウロコがなく、粘液で覆われた皮膚なのですが傷がつき易く、それが原因で衰弱してしまう事があります。

そのため、まずは海水を含むビニール袋に収納して、皮膚を傷つけないように細心の注意を払います。そして、マンボウ用の担架に乗せて運びだしです。

 

マンボウは大きなもので、全長3m、体重で1tを超える大型の魚です。今回は体長約60cm、重さは今回は計測していませんが、大人2名で、よっこらせと運びます。

 

 

準備したマンボウプールまでは約50m。結構な移動距離ですが、手早く運ばなくてはなりません。

 

 

マンボウプールに到着しました。

 

まずは担架を支えとして、水にに入れます。そしてそっとビニール袋を取り除き

マンボウを出してあげます。

 

 

さぬきの水が合うのかどうか。じっと見守ります。

 

どうやら無事に泳ぎだしました。

 

マンボウ最大の特徴である、背びれと尻びれを器用に動かして

泳いでいます。

これで一安心です。

 

今回は2匹のマンボウを搬入しました。

 

 

さぬきの海へ馴染んでくれるように、頑張って飼育していきたいと思います。

できれば、お客様に餌を与えてあげられるようになれば・・・。と思っていますが

何ぶんデリケートな性質をもつマンボウですので、ゆっくり飼育をしていきたいと

思います。

 

今後もマンボウの情報をアップしたいと思いますので宜しくお願いします。


マンボウ (学名:Mola mola  英名: Ocean sunfish) フグ目マンボウ科

 

 世界中の熱帯〜温帯に生息。外洋の表層から深海までに生息水域を持つがその生態はまた

 不明な点が多い。

 体長で3m、体重2tを超える個体も確認されている。

 体は、円盤状(側面方向から見ると)、紡錘状(正面から見ると)であり、背びれ

 尻びれが長く発達している。尾びれ、腹びれはなく、尾びれのような部分は舵びれと呼ばれる。

 また特徴的な丸い目を持ち、小さな口で板状の歯をもつ。

 

日本ドルフィンセンター 

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